「従軍慰安婦」がどのように誤解されてきたか

「従軍慰安婦」を日本側がどのように誤解してきたか (→「従軍慰安婦」が在日や本国人からどのように説明されてきたか

「私も新聞とかで読むよ。ほんと、ひどい話だよね」
お前は目に涙をいっぱいためています。この、辛い現実に立ち向かっていくのが、パパの仕事です。でも、今回はそんなに単純なことではないのです。
パパは立ち止まり腕組みをして眉間に皺を寄せながら、渋い顔をしていました。
「どうしたの、パパ」
「実はね、パパはいろんな人に取材をしたんだけど、従軍慰安婦の人たちは必ずしも悲惨じゃなかったんだ」
「えっ、悲惨じゃなかった?」
「そうなんだよ」
「兵隊と従軍慰安婦が恋に落ちたという話もあるんだよ」
「ほんとに?」
「ああ」
「そんな、全然違うじゃない」
おまえはほんとに信じられないというふうな感じでした。
「だから困っているんだよ、パパは……」
パパはいろんな兵隊さんと話して、いくつかの、今まで持っていた知識とはまったく違うことを知りました。
つかこうへい 1997 『娘に語る祖国 満州駅伝―従軍慰安婦編』 (→つか1

学生時代、私は国益や日本の政治家としての精神的支柱に関する講義を聴く機会に恵まれ、「慰安婦の強制連行はなかった」と理解していたが、当時は人前でそんなことを言えば右翼扱いされた。
楠城華子 2014 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140911/dms1409111140007-n1.htm

正直にいうと、昔は私も戦時中、日本軍が韓国人女性を強制連行したと信じていました。深い根拠があったわけではありません。新聞の報道や関連書籍のストーリーを漠然と正しいと思い込み、わざわざ事実を確認するまでに至らなかったのです。「約20万人の被害者数は多すぎないか」とは思いましたが、日本軍が悪行を働いていたという先入観が働き、慰安婦の強制連行を疑ったことはありませんでした。
ケント・ギルバート 2015 http://ironna.jp/article/958

保守系の友人たちは「従軍慰安婦問題なんて無かったんですよ!」と何度か私に教えてくれました。しかし私は全く聞く耳を持たなかったので、彼らは密かに私を馬鹿にしていたかも知れませんし、彼らの信用を失ったかも知れません。
ケント・ギルバート 2014 http://ameblo.jp/workingkent/entry-11913718096.html

日本は朝鮮半島を植民地支配して搾取し、創氏改名などの屈辱的な制度を強制して、従軍慰安婦や強制連行で朝鮮人を酷使した――と思っている日本人は、まだ少なくないだろう。私も20年前にNHKの終戦特集で韓国を取材したときは、そう思っていた。
池田信夫 2012 http://agora-web.jp/archives/1478447.html

日本社会には、韓国・朝鮮人に対する嫌悪感が根強くある。 その理由は、戦後の混乱期に吹き荒れた在日朝鮮人による無法と理不尽、その後の、国際法を逸脱した李ラインの設定と日本漁船への銃撃、拿捕、抑留、1970~80年代に顕著だった朝鮮高校生による乱暴狼藉、あるいは、北朝鮮による日本国民の拉致とそれへの在日(朝鮮総連)の関与、など様々である。
が、ここ10年ほどで生じた嫌韓、または反韓感情は、韓国・朝鮮による歴史の捏造が大きく影響している。 ネットの普及と共に、数多くの日本人が、学校で学んだ日韓史が史実と違うということに気づいた。 「従軍慰安婦」「土地や食糧の強奪」「朝鮮人の強制連行」 これらがすべてウソであることは、既に多くのサイトで、具体的証拠を基に明らかにされている。
(中略)
「従軍慰安婦」「収奪」「強制連行」「創氏改名」
韓国・朝鮮人は、史実をねじ曲げて我が国と我が国民を非難し、賠償と謝罪を求め続けてきた。 彼らの言い分に同意することは100%ありえない。韓国・朝鮮人が、在日も含めて、史実を素直に受け容れない限り、真の友好はない。彼らに対する差別もなくならない。
坂眞 2011 http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/02/post-f050.html

(前略) 創氏改名の実態について私が疑問を抱いたのは、そんなに昔のことではない。一九九〇年刊行の『現代日本朝日人物事典』(朝日新聞社)によってである。私もこの事典に何項目か執筆しており、送られて来た同書を読んで気づいた。
それは朴春琴という戦前の衆議院(帝国議会)議員の存在であった。国会議員でさえ朝鮮名のままであるという事実は、創氏改名の強制性に疑いを抱かせた。
また、戦前にこそ朝鮮人に選挙権も被選挙権もあったと確認した。日本は韓国を「併合」したのだから、国民の権利である参政権は同じように保障されるだろう。詳しく言うと、まず内地(日本列島内)と京城(現ソウル)に居住する朝鮮人に参政権を与え、それ以外は順次ということだったが、敗戦によって実現を見なかった。
慰安婦強制連行説への疑問もこの時に湧いた。国会議員を出している人たちの娘を警察や軍隊が強制連行して慰安婦にすることが考えられるだろうか。国会議員以外に地方議員も何人か出ている。
日本の韓国統治の実態について、我々は知らないことが多すぎる。
呉智英 2019.1.28 https://blogos.com/article/354024/

※適宜追加 (→「従軍慰安婦」が在日や本国人からどのように説明されてきたか